のぞき猪口も小さい。
2014年 05月 26日
小さいモノ好きです。
なんてことない
古伊万里染付のぞき猪口。
個人的に
模様で埋め尽くされているモノよりも、
余白があるほうが好み。
飽きがこない。
描かないでくれてありがたい♡
と言いつつ、好みは絵柄によりますね。
あと佇まいとか。
好きになればどうでもいいんです。
ほんのすこ~しだけ
口に向かって内側に窄まっているような気がします。
微妙な胴体のふくらみが
暖かみを感じさせてくれます。
結構すくっと垂直でカチッとしてて
固い印象の形ののぞき猪口、多いですよね。
小さいから、それでも可愛いんですけど。
精密機械ぽくないほうが心が揺らぎます。
磁器は薄くて形がキレイで肌もキレイ。
百年経ってもほとんどそのまんま。
そう考えると当時の人たちと
ほとんど同じ器の状態を眺めているのだな~なんて
思ったりします。
昔のはどこか肩の力が抜けてる。
隙がないのって面白くないのかも。
もしくは単に私が庶民すぎるのか(笑。
ていうか、普段使えるのが一番!
本当は5客持ってるんです。
残りの3点には、
直し跡があったり、もっと灰かぶってたり、
高台裏にひっつきがあったりします。
売りに出してるのはその中でも
比較的状態が綺麗な2点です。
見込みには手書きの五弁花があります。
底に描くのは大変そうなのに。
ちなみにのぞき猪口は
昔は調味料などを入れて使用したということですが
現在は酒器として使うのが一般的。
これも手に持ったときのサイズ感がちょうどよいです。
今日も良いご縁をありがとう♡